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Airbnbが震災時に大活躍する時代

   

熊本地震が発生した後、不動産の分野でもいろいろな支援が打ち出されています。

アパマンショップが、管理している物件の空室を短期的に無償提供するという発表がありました。

http://www.apamanshop-hd.co.jp/pdf/pr/prnews1192_20160415nhy.pdf

空室を有効活用する手段としては、仮設住宅を建設するよりは、既存の民間の空室物件を活用する方が、よりいいだろうと多くの人が思っていましたが、さらに先を行く、管理している物件を無償提供するという思い切った企業姿勢には、とても素晴らしいと素直に感じます。おそらく、一定額の補償をオーナーにするのではないかと思いますが、このような、企業姿勢はきっとアパマンショップで借りたいと人を多く喚起することからもとても良いイメージアップになると思います。

そして、もうひとつの大きな発表としては、Airbnbが無料で泊まれるオーナーを募集し、緊急の宿泊所の提供を開始しました。

https://www.airbnb.jp/disaster/southernjapanearthquake

上記のアドレスをクリックすると、一定期間無料で泊まれる仕組みのようです。サービス料も免除となりますので、大変助かるサービスになるでしょう。特に現在のように、食料や電気、ガスなどが止まり、避難所生活になってくると、精神的にかなりのダメージがきます。

たとえ、電気やガスが止まっていたとしても、避難所生活よりは、はるかにましですし、ホストの方からの支援も受けられるかもしれません。この情報が避難所に広くいきわたるといいですが、Airbnbの可能性を見た気がします。

AirBnbは、旅館業からするとグレーというよりは、ブラックな宿泊形態で、不動産投資として見た時にはかなりリスクがあるものと捉えていましたが、Airbnbが、災害時にひとつのプラットフォームであるということが、政府や法律が認める認めないに限らずに、認知されようとしています。

公的な支援だけでなく、民間でできる支援のひとつとして、世の中のプラットフォームとして大活躍する時代になってきたといえるのでしょう。

Airbnbは、まだ、法律的に認められた存在になっていませんが、災害時のプラットフォームとして認知されれば、ホストの善意にだけ頼るのではなく、政府や自治体が速やかに補助を出すような仕組みがあれば、即効性の高い災害支援ができるのではないかと期待したいところです。

このような動きが広がれば、いままで議論にはなっていたものの民間の空室の利用に対しても、災害時には公的な支援が行われ被災者の住宅利用につながれば、空室で大量に空いているストックの有効活用として今後期待できると考えています。

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