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地震保険は過去に遡って申請できる

      2016/11/04

大家の味方 柴沼郁夫です。

東日本大震災以降、 地震が多くなっています。

地震の該当エリアの人は地震保険の申請をしていると思いますが、その他のエリアの人も申請できることを忘れている方がいます。あまり知られていないかもしれませんが、東日本大震災の時にも関東で地震保険は多くでていました。

その大半は、一部損です。

一部損というと金額が小さく感じるかもしれませんが、地震保険の5%がでます。1棟収益物件の場合は、 建物も大きくなり、 火災保険で1億、 地震保険で5千万ということはよくあります。

地震保険の5%ですから、申請が通ると、5千万×5%=250万円が支払われることになります。これだけの金額が入れば補修や改善が十分に実施できます。最近ですと鳥取県中部でM6の地震がありましたので中部地方の人は、建物を確認し 損傷が少しでもあれば、申請を出してみると良いでしょう。

過去の地震でも下記のエリアであればいまでも申請が可能です。

【東日本大震災:2011年3月11日発生】
・エリア:札幌~東北~関東~甲信
・地震保険加入時期:2011年3月11日以前から加入していること

【熊本地震:2016年4月16日発生】
・エリア:九州全土~山口県、愛媛県
・地震保険加入時期:2016年4月16日以前から加入していること。

【伊予灘地震:2014年3月14日発生】
・エリア:広島県
・地震保険加入時期:2014年3月14日以前から加入していること

地震保険の申請は、本格的に被害があれば通りやすいですが、微妙な場合は、 保険コンサルされている方にみてもらうのもありです。 地震保険はわかりやすい基準ですが、 損傷個所の発見はプロの方が計算が積み増しやすいところはあります。 鑑定人が否決したものでも、損傷率をきちんと積み上げると認めてもらえる場合もあります。

ただ、地震保険コンサルに依頼すると、保険支払い額の3割程度の成果報酬は発生するので、それが嫌な場合は、ご自身で実施されると良いでしょう。

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